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「釣りはいらん」
「一一もう大丈夫だ」
「おのれ……血迷ったか!」
「ずいぶんとおさがししましたよ」
「……ここから先は、遊びじゃない」
「お前の命、私に預けてみないか?」
「※ へたれっぷりは、開発中のものです」
「フン……切り札がひとつだとは思うなよ」
「私はお前を、捨て駒だと思った事はない」
「どうやら、運は私に味方しているようだ」
「一一待て。馬車より、ペガサスの方が早い」
「……名で呼ぶな。我は、己の名を憎んでおる」
「お前の敵となるものは、全て私が消してやる」
「まだ温かい……そう遠くには行ってないはずだ」
「……自分の手の内を見せるヤツがいると思うか?」
「フッ……ソレなら、運がなかったと諦めるまでさ」
「私は主張する! 伝説の最強の武器は、タンスのカドであると!」
「おのれ、なにやつ! この馬車を王国のものと知っての狼藉か!?」
「フッ、もとより承知の上……大臣より、姫を暗殺せよとのご命令だ」
「まぁ、待てよ・・・お前にピッタリの情報があるんだけどなぁ……」
「私が味方についている限り、お前は敵の姿を見る事すらもないだろう」
「私はお前を、子供あつかいしない。できるまでやらせる。さぁ、もう一度」
「国王より、陛下の世話係を仰せつかり、参上いたしました。どうぞ、お見知りおきのほど」
「相手にスキがないなら、まず自分にスキをつくれ。それを狙い、襲って来る一瞬一一コレが、最大のチャンスだ」
「さて。君との旅も終わり、ココでお別れだ。君に会えてよかった。私の弟に会う事があったら、よろしくと伝えてくれ」
「コレは完全に迷ったね。星の見えないうちに、休める所をさがなければ。暗くなったら、野宿せざるをえなくなる。夜の森を歩くのは危険だ」
「いよっ、ソコの美形サン! アンタだよ、アンタ! ディガーの役にたつ道具、揃ってンぜ! ウチの店よってってくんな! 勉強さしてもらうぜ!」
「我が名は、堕天使・メフィストフェレス……『光を憎むもの』……。地獄の将校にして、ルシファーのしもべ……。汝、招かれざる客・・・即刻この地を去れば、その命、見逃してやる一一」
「だから部屋で大人しくしてろって言ったんだ、世間知らずのお姫さんよ。ほぉら、囲まれちまっ一一おっと! へへっ、せっかちなヤツらだぜ。そんじゃ、まぁ……ウォーミングアップ一一開始」
「……俺は騎士じゃない。傭兵だ。ナイトは弱者をまもるために存在するが、俺は違う。金のために動く。逆に、金さえよこせば、護衛や暗殺など、どんな仕事でも引き受ける。特技は剣だ。城の騎士にも劣らない自信がある。俺と契約するか?」
「お前、変身シーン長くしろ。その間に俺たちが倒す。へーきへーき、なんたって『メインキャラの変身中、敵キャラは攻撃して来ない』という暗黙の了解があるのだよ、ワトソンくん。おっしゃあ! コレで勝利はカクジツ! ソコ、卑怯とか言わない」
「ジェームズは 腹黒をとなえた! シリウスは おびえだした ピーターは おびえだした セブルスは 魔法をはね返した ジェームズには なにも起こらなかった ルシウスは 効果をダメージに変えた 2ダメージ受けた なんとリーマスは 分裂した!」
「私にできるのは、軽度の回復魔法ぐらいだ。あとは、まぁ……ちょっとした体術かな。護身術の方が分かりやすいかい? 自分より大きな敵を指一本でその場に倒すとか、敵のチカラをそのまま利用して攻撃とか。凄くないよ、簡単なワザさ。極端な話、子供でもできるんだ」
「やれやれ、最近の若いモンはせっかちでかなわんわい……ああ、焦るでない。あの盗賊まがいの連中がいなくなってからじゃ……うむ、そろそろいいじゃろ……。では、幻の石盤のところへ案内してやろう。ほれ、ココじゃ。ドコを見ておる、下じゃ。わしがさっきまでふろしきを置いておった、コレがそうじゃ。まさかヤツらも、伝説とも言われる秘宝が、わしの荷物置き場になっておるなど、つゆほども思わんじゃろうて。ほっほっほ」
「よせよせ、あの遺跡は、俺たちだって手こずるダンジョンだ。ひとりで、しかもお前のような、子供の行く所じゃない。一一おい! よせって、ボウズ! 生半可な装備じゃ、ニ階にもおりられねぇ一一ああ、クソ……行っちまいやがった・・・一一へっ、どうだ……うまくいっただろう……? 世間じゃ『天才』ともてはやされる幻術使いも、所詮はガキ……『行くな』と言われりゃ、行きたくなる・・・一一さて、作戦『イチゼロナナ』を実行するぞ……」
「ここは魔法屋だ。回復、攻撃、補助、なんでも揃ってる。しかし、複数一一例えば、回復と攻撃を覚えっと、それらの魔法効果は半減する。どれかひとつをマスターすんのがオススメだ。それと、いろいろ属性がある。『地、風、水、火、光、闇、鋼』。こいつらには『相性』ってモンがある。例えば火は、光、鋼、風と相性がよく、闇、水と合わねぇ。つまり、火属性の攻撃魔法と、水属性の攻撃魔法を同時に覚えっと、お前さんの精神的負担がべらぼーにでかくなるっつーワケよ。それと、お前さんの装備に属性をつけたり、消したりするコトもできるぜ。仮に、防具に火をつけた場合、水属性から受けるダメージを倍増させ、火属性の攻撃を吸収する。武器につけた場合も同じだ。火属性をつけた武器で水属性の敵に攻撃すっと、与えるダメージを増大させる。しかし、火属性の敵を攻撃すっと、回復させたり、分裂して敵を増やし、ピンチになる場合もある。気ィつけるんだな。属性は最大で十まで装備できる。そして、同じ属性は四つまで。例えば、『水、地』だと小さな回復魔法。『水、水、水、水、地、地、地、地、火、火』だと、水と火があるから、精神的に酷く疲れる、そして、最大級の回復魔法になる。『水、地』は回復向け、『火、鋼』は攻撃向け、『風、闇、光』は補助向けだ。ま、説明はこんなモンか。さて、どうする? 寝るな、コラ」
「ちゃんと金は払えよ……妙な考えは起こさん事だ……私から逃げられると思うな……」
「一晩そちらのカレを貸していただければ、タダでお泊めいたします。宿泊なさいますか?」
「ここがアイツらの秘密基地。このミスリルを持ってきゃ、武器に加工してくれるハズなんだ。だが、代金はカネじゃねぇ」
「ひとつ、重大な話があるんだけど。私たち四人全部が『魔法使い』って、ひょっとしてバランス悪いパーティーなんじゃないかな?」
「まず僕が店主の気をひく……その間に向こうの影になっている所で、壁に穴をあけるんだ……欲はかくな、必要なお宝だけ盗めればそれでいい……」
「何のツボだかわかんねぇケド、とりあえず食いモンいれとけ。杖もいれとけ。必要になった時に割れば……あ。『割れないツボ』だったらどうしよう」
「村人に情報きいてまわるんは、確かに大事だけどさ。これってどう考えても……不法侵入だよな。しかもタルん中にある薬草とったら、やっぱ泥棒だよな」
「おい、そっちに回り込め! そこのカドへ階段を追いつめるんだ! さー、いいこだー、大人しくしてろ・・・俺たちゃいい加減、地上に戻りたいんだよ……」
「俺はベッドを調べた。なんと! 布団の中には、全身をリボンで包んだプロングズが笑っていた! 俺はプロングズを手に入れた! ……あにやってんだ、アホが」
「もんのすんごく、ハラが減りました。ここで問題。一、毒草を食ってちっとでもハラの足しにする。ニ、とりあえず階段をおりて、次の階で食いモン入手の可能性にかける。三、現実逃避」
「俺は名前からして、いかにもうさんくさーい『血塗られた帽子』を装備した。ぬあっ! やっぱり呪いがかかってんじゃねぇか、コラ! 外せねぇ、コラ! しかも動きが『のろく』なる『のろい』だなんて、フザけてんじゃねぇぞ、コラ! いででで、顔がのびるぞ、コラ! 引っぱんな、コラ!」
「はい、こちら現場のルーピンです。ただいま午前零時、天井が低くて薄暗い、ながーい廊下に到着しました。前方の曲り角には全身がうつせる鏡。その鏡に、さっきからチラチラと黒い影が見えております。アレは何だ、心霊現象か、薬学教授か、はたまたヘタレ犬か。真実を問いただすため、危険をかえりみず前進しております」
「やっとここまできた……街の人々を恐怖におとしいれ、災害を招き続けた、諸悪の根源……見ろ、あのまがまがしい姿を……悪臭を放ち、植物を枯れさせ、病を流行らせたあの毒液……私たちは人々の期待を背中に、いまこうして地上に立っている……命の保証はない。だが、私たちの決心は固い。一一さぁ、行くぞ、みんな! 逃げろー!!」
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