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「私は高いわよ?」
「一一昔の、オトコよ」
「君に合う服を見つけたよ」
「私いまハダカなのよ!?」
「いいじゃない、オンナ同士なんだし」
「美人女将、湯けむり見合い温泉事件」
「……ずっと好きって、言えなくて・・・」
「こら、足を広げて座らないの。押し倒すよ?」
「コレ、俺のカノジョ。こいつ、いいオンナでさ」
「このオトコ、スケベなキーワードに反応しすぎ」
「なにも言わないで……ただ、ギュッと抱き締めて……」
「ちょっと連絡が遅くなっただけでも気付きますからね一一ウワキ」
「なぜか私のまわりって、よく笑顔の腹黒がよってくるのよね……」
「自分の年齢の半分しかない私にまでワガママで、子供っぽいヒト」
「ダメ、会えない。メイク落としたスッピンのカオ見られたくない」
「私はストイックなオトコが好きなの……そう、アナタのような一一」
「私の前にいる時だけは、素顔を見せて欲しい。君の本音での、素顔を」
「お前ら女ってぇのは、どうしてああも電話と買い物が長ぇんだ……?」
「さぁ、飲め……お前のようなイイ女は『マティーニ』でしめるものだ」
「ごめん、その日あいてないの。一段落したらこっちから連絡していい?」
「ヘイ、椅子シルブプレ。無意味にモデル立ちしてるソコ、座ってろ。ジャマ」
「あー・・・なんか変なスイッチ押しちゃった? こ、こら! 服を脱ぐな!」
「抱きしめて欲しいって思っても……私、強がりだから、素直に言えなくて……」
「お前のようないい女には……俺のような極上の男でなければ、つり合わない……」
「じゃあ、あなたの考えるデートプランを教えて? 私をどうやって楽しませてくれるのかしら」
「女の子は恋をするとキレイになるんだって。……私が君を、イマよりキレイにさせてあげるよ」
「紹介します。エロ声となまめかしい動きの指でネチネチ攻めてくる快楽の伝道師、これでも一応、私の恋人です」
「なんとも思ってない人には『ハート』をつけても平気なの。でも、好意がある人に『ハート』はつかないの。思いが強すぎてつけられないの」
「謎めいた雰囲気……透明感のある声……クールな瞳がいざなう、セクシーな香り……。どんなに捕らえようとしても、すぐにその手をすり抜ける、危険で蠱惑的な女・・・それが一一お前だ」
「もしもし? 突然ゴメンなさいね。あのね、変なモノを見つけたのよ。ながーい髪の毛、そして髪止め。……これ、なぁに? 早く帰ってきてちょうだいね。ちょっとお話ししたいコトがあるから」
「ならとっておきの、とても恐ろしい話をしてあげるわ……どんな『怖い話』よりも恐ろしい……特に女性には身の毛がよだつほどの話を……。明日、午後三時一一有名パティシェのケーキ食べ放題バイキング、時間無制限・九八〇円があるの……! ああっ、ケーキが……ケーキが私を誘惑する……いやぁーっ!!」
「甘え上手だね」
「恋は好奇心から始まる」
「オンナはみんな女優なの」
「やっぱり年上が好きなの?」
「もう。お肌が荒れたじゃない!」
「わたくし、永遠の十七才ですから」
「ちちにパット入れまくってないか?」
「おう。お前の『ふぁんくらぶ』が来てンぞ」
「……少し会わないうちに、キレイになったね」
「一メートル以内に近づいたら、キスするよ?」
「お前の事オトすって、初めから決めてたんだよ」
「おまっ……! バカ、いきなり胸元ひろげるな!」
「うわ、軍人みたいな格好してる! サドだ、サド!」
「くっ……! オトコ四人がかりとは卑怯なっ・・・!」
「せっかく作ってもらったけど、食べられてしまったよ」
「ちょっと待って、こら、そこ! こらこらこら! こら!」
「一緒にいられるのは一一君の『恋の相談』にのってる間だけ」
「うわ、凄い! なにこれ! 城がチョコレートでできてる!」
「女の子からかけてもらって嬉しい言葉は、『一人暮らし』です」
「私って美白の美乳でしょ。ハイ、そこ。リアクション、リアクション」
「そのセリフ・・・一ヶ月まえに言ってくれてたら、私は飛び跳ねて喜んだだろう」
「着物が似合うっつーより、アレだな。極妻だな。『姐さん』ってカンジ。呼んでいい?」
「ちゃんと水着のサイズ言ったのに、いつもそれより小さいサイズを渡すのよ……おかげで胸がキツいわ」
「アナタってタマネギみたいなヒトね。こんなにオンナを泣かせて、本人はツンとして。まったく、憎たらしいったら」
「あいにく、私は『演劇』をやった経験がないの。泣こうと思って、実際にナミダを流すみたいに、器用な演技はできないわ」
「あ一一あなた……どこから入ってきたの? ここ女子寮よ? 寮監にバレたら、なんて言われるか……あ、誰か来た! クローゼットに隠れて!」
「そのうちいい人があらわれる一一か。『あなたにならどんな女の子も興味を持つ』……だっけ? なら当然、君も私に興味をもってくれてるワケだね」
「あームリムリ、そういうのすっごい苦手。美容院で『どうしますか?』って聞かれるのと同じぐらい苦手。だってシャンプー中の『かゆい所はありませんか?』で『はい』としか答えられない私よ? ムリに決まってるわ」
「顔みるたびに泣くなよ。オレはタマネギか」
「……他のコにも同じコト言ってるんじゃないの?」
「おい、そこの色ボケ。綺麗なオトモダチが呼んでるぞ」
「そうやって優しくされると……かえって辛いんだけどな」
「誰かが言ってた。嫌な予感ほどよく当たるものなんだって」
「『ペットは飼い主に似る』ってね……もう、どっちもスケベ!」
「あげるよ、お守り。キラキラして綺麗でしょう? いつも持ってて」
「頑張って。ああいう単純バカは、餌付けするのが一番いいんだから」
「分かったろう……私は君にそんな事を言ってもらえる男じゃないんだ」
「ぶん殴ってやろうと思ってたのに、あんな顔みせるからできなかったよ」
「アイツがメシ作るって? 俺が作った方が遥かにマ……げふっげふげふっ」
「お前は、変な男に引っ掛かる腕前だけは一級品だ。私がしっかり見てやらねば、な」
「おやおや、あまぁい香水の香りが。ここんトコ帰りが遅かったのは夜遊びかね? ああん?」
「そろそろサ、追いかけっこヤメねェ? 決めろよ。オレとくっつくか、さもなきゃ他のヤツ選ぶか」
「私の視界にうつる君は、いつも大勢に囲まれていて。そこには、私なんかが入り込む余地はなかった」
「アイツが好きなのは、もっと大人しい子だと思うんだけどさ。かわいこぶりっこって私のガラじゃないんだよね」
「ねぇ、アイツんトコ行くんでしょう? なら『当分お前のスケベ面は見たくないから近寄んな』と言っておいて」
「ああ、怒っちゃダメ怒っちゃダメ……アイツはああいう性格なんだ……こんなコトでいちいち怒ってちゃ、あのバカとは付き合えない」
「ああ、いけませんクリーニング屋さん、私には愛する主人が……もうすぐ子供も帰って来てしまいますーああ、そんなぁーあーれぇーご無体なぁー」
「私はなぜ、こんなニブい娘に思いを寄せるハメになったのだろう……ふつう男と同じベッドで、ここまで無警戒に眠れるものなのか? いっそ襲ってやろうか……クソ」
「ホントは素直になりたいんだけど、私ってこんな性格でしょ。どうしてもアイツの顔見ると喧嘩ふっかけちゃうんだよね。今さら『好きだ』なんて言っても、信じてもらえるワケないって」
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