「ここいらでほっこりしよか」

「やっ……こちょばい・・・」

「ココに住んでまおうかなぁ……」

「なぁ……コイビトとか、おるん……？」

「……ちょこっとだけ、甘えてもええ？」

「・・・このクラスの中に、好きなコおる？」

「あんなぁ……好き、やで……えへへ・・・」

「えっへへー。どや、ギブアップか？　ホレホレ」

「はは……きょーびの高校生は進んどるんやなぁ」

「こら、いまヘンなトコ見たやろ？　やらしーなぁ」

「もー、いっじのわるーっ！　お前なんか知らん！」

「悩まなくてええ。アンタはそのままでええんよ？」

「もー！　ドコにおったん！？　むっちゃ探したで！」

「ば、バカっ……アンタ、カオ近すぎや……もう・・・」

「ふたりきりやからって、ヘンなコトしたらアカンで……？」

「おーいっ！　えへへっ、おはよーさん。一緒にガッコ行こっ！」

「もうすぐアンタともお別れやね。別に寂しないよ？　いつか必ず、また会いに来てくれんねやろ？」

「こんの……へたれっ！　ヒトがせっかくヤる気になっとんのに！　さっさと服むいて押し倒して来い、コラ！」

「どアホ。アンタに会いに来たに決まってるやろっ！　フツーこういうコト、オンナから言わすモンやないで！？」

「アンタなんか……アンタなんか嫌いなんやから……ホンマに……大嫌いなんやからっ……！　アタマなでなですんな……バカっ・・・！」

「アンタなぁ……どれだけニブいん？　うまウチ、アンタのコトむっちゃ口説いてんやで？　カオ赤らめるとかうろたえるとか、少しは反応したらどうなん！？」

「ほー。結構、おもろいやん」

「俺と一緒に溶けてまえ……」

「あかん……こんなん初めてや・・・」

「せや。つまりは、こーいうこっちゃ」

「お前……ブラ透けて見えてんで。背中」

「なに震えてんねん……怖ないで・・・？」

「俺がお前を……オトナにしたるわ・・・」

「一一っかー！　ホンマに腹黒いやっちゃ！」

「ええのん？　俺がお前のコト、くどいても」

「お前のためやったら、なんぼでもしたるわ」

「んー？　さがしてたんや。お前と住む部屋」

「んー・・・俺いま、むっちゃ幸せやわぁ……」

「お前……ちょっとええな。お持ち帰り決定やな」

「はよ帰ってき・・・それまで起きて……ふあ・・・」

「ど、どアホ！　ンな恥ずいコト、真顔で言うなや！」

「あちゃー・・・ま、バレてもーたら、しゃあないな」

「おー、来たか。ま、あがり。いま茶ぁ出したるから」

「よー、覚えとき。俺にとって一番大事なんは、お前や」

「コレは俺のモンや！　馴れ馴れしうすんな、どアホ！」

「アホ、約束したやろ……絶対、この手は離さへんってなぁ……」

「……アイツが他の男んコトでヘラヘラしとるの見ると、ハラたつわ」

「お前こそ、なにゆーとんねん。ケンタッキーは『ケンチキ』やろ？」

「しゃあないなぁ、ホレ。なにって、乗り。ウチまでつれてったるから」

「観念せぇ……お前の身体のコトは、俺が一番……よう知っとる・・・」

「アホぬかせ！　あないにえっちくさい目ぇされて、ガマンできるかい！」

「東京の味は濃おてかなわんのう。よっしゃ、ホンバの味、食わしたるわ」

「す……スマン、な・・・あんま……よすぎて……つい、がっついてしもた……」

「ガマンせんと、おとなしう寝とき。明日、起きられんようになっても知らんで」

「おーおー。なんや、人がよーさん集まっとんなぁ。どっか別んトコ、逃げるか」

「世間からはきっと……俺ら、バカップルに見えてんねやろな・・・まぁ、ええけど」

「自分、ミニスカで来いや。ほれ、この前のデートでこうたヤツ、よー似おうとったやん」

「なに照れてんねん……もっと声だして、乱れてみ……。ええやん、俺しか見てへんねやし……な？」

「ええなぁ、兄弟がふたりおるって。まいんち競争できるやん。一一ん？　なんか変なコトゆうたか？」

「やめーや、もう……恥ずかしいてかなわんわ・・・しゃあないな、もう……ホレ、さっさと目ぇ閉じ……」

「自分、こないなトコでどないしてん？　ほー・・・こらまた、よーさんおんなぁ……飼うんか？　このネコ」

「だー、さむー。ちょお、来い。・・・んー、ぬくい。自分、カイロにぴったりやわ。サイズもえーあんばいに、ちんまいし」

「なんぼお前の頼みかて、そら譲れんなぁ……そ、そないな目で見たってムダやからな……こ、こら！　抱き着くな、どアホ！」

「なー。なーて。俺のパジャマないねんけど。さてはお前、食ったか？　アカンなぁ、いくらハラ減ったかて、服は食いモンとちゃうでー」

「今日、お前の誕生日やろ？　つーワケで、今日は俺と一緒におるよーに。まかしとき、たっぷり楽しましたる。『イマまででサイコウの誕生日やった』って、お前、泣いてカンドウすんで」

「んー、もしもし？　おー、お前か。なんや？　イマならミナミで遊んでんで。あ？　店の名前ちゃうて、ミナミや。ミナミはミナミやろ。キタはあるけど、あんま行かんから知らん。『中央』をヒガシって呼ぶヤツもおるらしいなぁ。ニシもまぁ、どっかにあるんやないか？　なにこんがらがっとんねん」