幼なじみ
 


コンテンツ





「お前いっつも遅れてくるんだから」

「アイツ、いつも先生に怒られてばかりで」

「だいたいお前は昔からそうやって……!」

「ほら、コーヒー。砂糖は三つだったわね?」

「だからアンタは風邪ひかないっていうのよ」

「いつの間にか背、抜かれちゃった。悔しいなぁ」

「恋人ではなく、パートナー。私たちはそんな関係」

「何も言わなくても、目を見れば分かる。そんな仲」

「べ……別に好きじゃねぇよ、あんなウルセー女……」

「そうなのよ、アイツそういうガキっぽいトコあるから」

「……別にいいだろ、付き合ってるワケじゃねぇんだから」

「コイツとは幼稚園のころからのクサレ縁ってヤツなんですよ」

「お前強そうに見えて……実は結構、ナイーブなトコあるからよ……」

「ハイ、絶対に諦めません。アイツならそう言うだろうなー・・・って」

「な……!? ち、違います! あんなヤツ、彼氏なんかじゃありません!」

「そうそう、むかしよくココ来たよね。夜おそくまで一緒に遊んでて、よく親に怒られたっけ」

「いい? 今日は早く寝るのよ。明日は大事な日なんだから、いつもの『ゲームで寝不足』とか言うのはナシよ」

「懐かしいなぁ……よく学校帰りに、ココのコロッケ買ったよなぁ。ソースかけてもらってさ、それ食いながら一緒に家まで帰ったな。一一うわ、見ろよ。値段も全然、変わってねぇし」

(リクエストありがとうございます)

Top ▲
BACK
HOME
ピックアップ